やさしい未来を築いていくために

  • 2013.09.22 Sunday
  • 07:02
『原発事故被害者の救済を求める全国集会in福島』が9月21日に開催されました。

早急に救済を求めるために、支援法の現状、事項問題の現状、求められる健康管理体制の確立についてなどが語られました。

そして、福島県に在住している立場から、県外に避難をしている立場から、また、県外から帰還した立場から、県外であっても線量の高い地域に住む立場から、様々な立場からの当事者スピーチも行われました。

原発事故がもたらした悲劇は多様な形で存在し、それぞれが苦しみ続けながら日々を生きているということを、今更ながら知ることとなりました。

それらが放置されたまま2年半が過ぎてしまいましたが、私たちはここで諦めるわけにはいきません。

この時代に生まれた子どもたちを、何事もなく育てていくこと、そして、同じ過ちを繰り返すことのない未来を築いていくことは、私たちの役目です。

それぞれが悲しみを乗り越えながら、当事者意識を持って、諦めることなく繋がりながら、歩み続けましょう!と、具体的な提案と共に誓い合った一日でした。

全国から駆けつけ、共に道を歩むために声を届けて下さった方々に

様々な立場から、この事態を切り開いていくことを宣言して下さった方々に

そして、この会を企画して運営して下さったスタッフのみなさんに

心からの感謝を申し上げます。

いろんなことを同時進行で進めていかなければとても間に合わないことだらけの日常ですが、目の前にある日常と、先にある未来を同時に見つめながらいかなければ、平和な未来、やさしい未来の実現を可能にすることはできません。

日常の中に、そのような目線を加えながら、歩みを共にするお母さんとの出会いを求め続けながら、更なる前進をしていきたいと思っています。

この日、『いわきの初期被曝を追及するママの会』より、共同代表の千葉が行った、当事者スピーチの内容を、以下に添付致します。

*****

原発事故から2年半が過ぎました。国策として、絶対安全な夢のエネルギーとされていた原発は、事故を起こせば国は責任を取らず、被害も認めず、国民のことも、第一に守られるはずの子どもさえも守らない、最悪のエネルギー事業であることを露呈しました。

避難する権利は認められず、避難できずに残ったとしても、基準が決められないことによって、対策を求めても認めてはもらえず、被曝してしまった影響を少しでも修復したいと、転地保養の必要性を求めても、認めてはもらえません。

受け入れている訳ではない被曝を続けながら暮らす日々は、未来への希望を持つこともできない、明日のことも分からない、常に視界にもやのかかった状態をもたらしています。

それでも私達は、子どもたちに対しては、未来を信じる心を育んでほしいと思っていますが、そのギャップに耐えながら、笑顔で子どもに接することができる母親は、どれぐらい存在しているでしょうか。

強くありたいと想いながらも、そのような現実の中で、母親たちは疲弊しており、寛大な心で子どもに接することは、とても難しい状態です。

幸せであるはずの子育ての時代は苦悩に満ちており、2年半の間には、もう限界を迎えています。

このような現実を受け入れなければならない事態を、早急に改善するためにも、原発事故子ども・被災者支援法の早期実現を求めます。

また、8月30日に発表された基本方針は、被災者を救済するには不足があり、私達が求める救済の範囲を満たしていません。この大切な法律が、血の通った法律になるよう、心から、見直しを求めます。

原発の収束は見通しが立たないばかりか、汚染水流出の問題や、焼却による拡散など、どんどん広がる環境汚染は、私達に更なる健康被害をもたらし、大切なふるさとを絶望的に汚し続けています。

私達の愛するふるさとを返してといくら言ったところで、もうそれは叶いません。そのような、どうすることもできない現実を前に、私達の心は悲鳴を上げています。

過去の過ちは、未来への警告です。せめて未来のための法律を整え、私達に安堵の心を持たせて下さい。

原発事故から未来をどう立て直すかの、それぞれへの選択肢を与えて下さい。

私達は、このまま飼いならされていくことを、黙って受け入れるわけにはいきません。

日本という国が、原発事故を軽視し、国民を守ることもできない国だということ、真っ先に守られて当然の、子どもの未来さえも守ることができない国であるということを、子どもたちに見せたくはありません。

誇りを取り戻し、守るべきものを直視して、早急に道を改めることができるよう、強く求め続けます。

*****



私たちは、原発事故が起こった後、すぐに危機感を持ち、未来を思いました。

その判断が誤っている、心配しすぎている、過剰反応だと言われながら、それによって悲しい別れなども大なり小なりそれぞれが味わいながら、それでもその判断を信じ、現在に至ります。

現在という時は、長期的な時の流れから見たら、ほんのわずかな時間ですが、その今の判断がもたらす影響の大きさを重大に受け止めています。

今、この時をどのように過ごすかは、未来にとって、とても大きな意味を持つと思っています。

いつか振り返った時に、あの時私たちは正しい判断をすることができたと、きっと思う時がやって来ます。

お母さんたちは、ご自分の判断に誇りと自信を持って頂きたいと思うのです。

もう、2年半が経ちました。

声をひそめながら、我慢しながらのみなさんの日常は、想像できないことではありません。

きっと大丈夫であろうという楽観的な対応に従うことなく、自分の手で積極的に子どもの未来を守ることを、誇りを持って、続けていって頂きたいと思います。

原発事故子ども・被災者支援法は、予防原則の立場に立っての法律です。

予防することが子どもを守る立場にとっての正しい立ち位置、判断であるということを、堂々と主張して頂きたいと思うのです。

以下は、ウクライナ出身のナターシャ・グジーさんが、『視点・論点』に出演された時のメッセージです。

今度は私たちがメッセンジャーとして、世界に発信をしていかなければならない。

そういうことだと、受け止めています。

『人間は、忘れることによって同じ過ちを繰り返してしまいます。

悲劇を忘れないで下さい。

同じ過ちを繰り返さないで下さい。』

 http://youtu.be/3kG_nncQQs4


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