いわき市長宛てに公開質問状を提出します

  • 2013.02.25 Monday
  • 19:59
私たちは、子どもたちの環境を改善するために、具体的な一歩を踏み出します。

原発事故が起こったという現実を、もう一度振り出しに戻って、考える必要があると私たちは思っています。

被曝の影響はないであろうという目線は、子どもの未来を保障できるのでしょうか・・・

想定外のことは起こるのだということを、私たちは知っています。

何かあってはならないという、責任のある捉え方で、子どもたちへの責任を果たしていきたいという思いは、本当に特別な少数意見なのでしょうか。

原発事故が起こってから、様々な安全の基準値が変わりました。

それをどう受け止めるかの違いが生み出す認識の差はあるかもしれません。

影響が出ないように気を付けたいという思いは、子どもたちを守る以外のなんの企みもない、シンプルな親として、責任のある大人としての思いです。

今のままで、本当に子どもたちの未来は守れますか?

私たちは問い続けます。

この質問状は、原発事故後、ここに生きる私たち母親の足跡です。

きちんと受け止めて頂き、未来を共に築いて行けることを願います。



2013
227

いわき市長 渡辺 敬夫 様

いわきの初期被曝を追及するママの会 

 

いわき市長への公開質問状(依頼)

 

原発事故による被曝の影響について、私たちは不安な思いを抱えながら子育てをしています。子どもは未来の宝であり、復興とは、まず子どもの健康を最優先に確保することだと考えます。いわき市は子どもの命を守る市であるということを宣言してこそ、本当の意味での復興の道が開かれるのではないでしょうか。

しかし現状はと言えば、復興のため、風評被害払拭のために、いわき市は安心安全であるとアピールすることによって、子どもたちの健康問題や対策が後回しになってしまっており、私たちはいわき市に住みながら、安心して子育てをすることが困難になっています。

先日、2013年1月12日に放送された『NHKスペシャル シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく』では、いわき市の初期被曝について取り上げられていました。真っ先に安全宣言が出され、安心安全と言われてきたいわき市が、空白と呼ばれる事故直後、実は放射性ヨウ素131の影響を受けていたということを、どれだけの市民が知っているでしょうか。少なくとも、私たちの周りでは、まだまだその事実を知らないという声が多数であることを確認しています。

 あの番組を観ての私たちの周りの反応はかなりのもので、初期被曝の事実を知りながら、線量が低いという理由で後回しにされ、未だ行われていない小中学生の甲状腺検査についてや、十分に対策が取られているとは決して言えない子どもの環境について、市長に質問したいことがたくさんあります。

初期被曝のことを考えれば、これ以上の被曝の上乗せをさせないように子どもを守りたいという保護者の声は最優先に取り入れられるべきで、全ての大人たちが子どもの未来を守るための策を講じ、行政と市民とが一体となって未来を作っていけるようないわき市になることを強く願います。 

 

 

【質問事項】

1      原発事故後、いわき市においては、安定ヨウ素剤を備蓄していながら、なぜいわき市独自の判断で配ることをしなかったのでしょうか。『東日本大震災から1年 いわき市の記録』によれば、『震災直後の3月13日、市独自の判断に基づき早朝に久之浜・大久地区の住民に自主避難を要請し、移動手段として大型バスを確保しました。また、15日には小川町上小川戸渡地区及び川前町下桶売地区の住民に自主避難を要請するなど、市民の安全・安心の確保を第一とした早めの対策を講じました』と書かれています。

 国の指示を仰がずとも、市独自の判断により、それらが行われたというのに、なぜ安定ヨウ素剤の配布を市独自の判断で行うことができなかったのでしょうか。それによって大勢の市民が被曝をすることになりました。このことについての市長の説明を求めます。

2      先日放送された『NHKスペシャル シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく』の中で、いわき市においての放射性ヨウ素131による初期被曝について取り上げられていました。20113月末に行われた小児甲状腺サーベイでは、いわきの4歳児の被曝が最高値であったという結果も出ていたにも関わらず、早くから安全宣言を出し、初期被曝の事実を広く知らせることや、更なる被曝をしないための防護を呼びかけることをして来なかったことについて、理由の説明を求めます。

また、いまだ整っていない医療体制について、初期被曝のことを考えれば尚更、早急に無料で受けることができる最新の被曝医療の体制を整えることが必要だと考えますが、それについて、市長の考えをお聞かせ下さい。

3      子どもは放射性物質に対する感受性が大人に比べ高いということについて、被曝による影響を心配している保護者がたくさんいます。しかしながら、子どもの未来を守るための対策は保護者の判断に委ねられ、それによって『気にしている家庭の子ども』という特別な立場に立たされ、辛い思いをしている子どもが居ることは、子どもの人権侵害とも言えると思います。初期被曝の事実を認め、行政がきちんとしたガイドラインを設け、子どもの未来を守るため、いわき市独自の対策を打ち出すことが必要だと考えますが、それについての市長の考えをお聞かせ下さい。

4      いわき市においては、土壌の調査は進んでおらず、具体的にどこが危険なのか、どんな核種が存在しているのか分からず、子どもの行動について安全を確保できていない状態のままです。早急に定期的な土壌のメッシュ調査を行って頂き、結果を広報によって周知させることや、子どもの行動範囲を最優先に、継続的な除染を早急に進め、これ以上の被曝の上乗せがないように尽くすことが必要だと思いますが、それについての市長の考えをお聞かせ下さい。

5      子どもたちの被曝による影響を最小限に食い止めるため、細胞の修復のための定期的な保養の必要性があると考えます。議会において教育部長から、今現在は保養の必要性はないと考えるという発言がありましたが、初期被曝のことを考えれば、楽観視はできないのではないでしょうか。子どもの未来を守るため、学校、学級単位等でのサテライト保養の体制づくりが必要だと考えますが、それについての市長の考えをお聞かせ下さい。

 

 以上、5つの質問についての市長の回答を求めます。

 年度末でご多忙中とは存じますが、3月18日までにご回答頂けますようお願い申し上げます。

回答については、再度場を設けて頂く形で伺わせて頂きたいと思います。ご回答頂いた内容についてはとりまとめ、記者会見やブログなどで速やかに市民に公表する予定です。 

 

問合せ先:

いわきの初期被曝を追及するママの会 

 

ブログ:http://iwakinomama.jugem.jp/

『いわきの初期被曝を追及するママの会』

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