2月27日、いわき市役所において、いわき市長宛の公開質問状を提出致しました。
http://iwakinomama.jugem.jp/?eid=8(『いわき市長宛に公開質問状を提出します』)
私たちの会は、立ち上がったばかりで、メンバーの数は今のところ30名程度です。
その中から、10名が参加しました。
いわき市創世会の佐藤和良議員が立ち会ってくださいました。
なかなか声を上げづらい、同じ思いの者同士が出会うことも困難な状況の中、少しずつ繋がってきた私たちは、泣いたり笑ったりしながら信頼関係を築き上げてきました。
今回のアクションについては、かなりの勇気が必要でしたので、参加するメンバーがどれほどいるのか、それは本当に不安なことでもありました。
それでも敢えてここで出なければ、前に進むことはできません。
でも、みんなが居るから大丈夫・・・
不慣れではありますが、一生懸命思いを伝えさせて頂きました。
対応してくださったのは、保健福祉部の本田部長さんでした。
代表は質問状を読み上げる前に、本田部長さんに両手での握手を求めました。
部長は応じてくださいました。
他のメンバーにとっても驚きの場面ではありましたが、手を握って思いを伝えたいという気持ちが湧き上がったのだと代表は後から申しておりました。
質問状を読み上げ、次に参加したママがそれぞれに思いを伝えました。
回答については3月18日までにとしていますが、市長に直接お会いしてお話をさせて頂きたいという思いも伝えました。
検討して頂けるとのことで、1週間以内に本田部長さんからお返事を頂くことになっていますので、届き次第受取り方法と市長との面談の不可についての結果をお知らせ致します。
報道の方もたくさんいらっしゃいました。
質問状提出の後には記者会見も開きました。
全てが初めてのことで、とても緊張しました。
朝日新聞に取り上げていただいた記事です。
ありがとうございました。
昨日も伝えさせて頂きましたが、今までの学校とのやり取りは本当に大変でした。
神経質な母親、モンスターペアレントとして、学校で、子どもの前で話題にされ、非難されることもありました。
言われている母親の子どもは、どんな気持ちでそれを聞いていたのでしょうか・・・
胸が張り裂けそうになるようなことがたくさんありました。
気にしすぎだと、周りからも特別な目で見られ、それでも子どものために声を上げ続けるということは私たちにとってとても精神的な負担がかかることでもありました。
でも、誤解して頂きたくないのは、私たちは子どもに対して制限で縛り付けるようなことはなるべくせず、肯定的に接することができるためにも対策を求めたいと思っているということです。
『できることはあるから大丈夫だよ』と言いながら、自分の身を守ることを伝えていきたいと思っています。
ただ心配しているだけではなく、家庭ではそれぞれに対策を学びながら実践しています。
何もせず大丈夫だろうと判断するのではなく、できることをしていくことが安心につながると思っているのです。
初期被曝の事実を市民が認識していないことは問題であり、全市民に市として知らせなければならないと思っています。
私たちは全ての子どもが、市民が守られることを願っています。
今は気をつけながら暮らしているけれど、事故直後の混乱の中、情報も得られない状態の中で、復興のために地元のものを自分も食べ、子どもにも食べさせてきたと言って、当時を振り返り涙するママも居ます。
1年間、国や県、市の言うことを信じて大丈夫、安全だと思って過ごし、子育てしてきたけれど、どちら側の意見も聞いて、自分なりに判断し、なるべくリスクを少なくするためには、気をつけながら暮らすことが子どもを守ることになると気づいたというママも居ます。
そんなママとの出会いもあるので、私たちは常に発信し続けていきたいと思っています。
私たちが質問状を提出したことが報道でも取り上げられ、テレビを観たよ!という声もたくさん届いています。
伝えたいことを伝えてくれてありがとう!というたくさんの声・・・
思っていても口に出せずに悩んでいるママはたくさん居ます。
その思いを背負ってのアクションでした。
ここに、本人の承諾を得て、私たちと繋がっているママのメールを紹介させて頂きます。
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いつも活動お疲れ様です。
昨日の公開質問状提出の動画拝見しました。
後でゆっくり観ようと思いましたが、家事そっちのけで観てしまいました。
涙しながら観させていただきました。
思っていること、感じてきたこと全て皆さんに言っていただきました。
ありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。
市長の真摯な返答、対応を期待したいですね。
お役所仕事の、【各部署に振って適当な文書回答】にならないことを願います。
最近は疲れてしまって、気力がないというか、現実から目を逸らしがちでした。放射線や被曝のことを考えると動悸が止まらなくなり、寝込むこともありました。
声をあげなければ届かない。そういった行動をとってくれているママさんたちがいるということが、励みになり、勇気になります。
本当にありがとうございます。
ストレスに負けている場合じゃないですねぇ
自分が情けない
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やっと踏み出した一歩ですが、私たちの思いが市長に届くことを願っています。
私たちのアクションは、今までいろいろな場面で繋がってきたたくさんの方々に支えて頂いています。
応援メッセージも、たくさん届いています。
全国、いや、国境を越えて、注目されていると聞いています。
福島の人が、子育て中のママが声を上げなければ、現状を改善していくことはできません。
声を上げて!という外部からの声。
はい!頑張ります!!
私たちはこれからも前に進み続けます。
たくさんの励ましや応援に、心から感謝申し上げます。
〜いわきの初期被曝を追及するママの会一同より〜