スポンサーサイト

  • 2020.07.31 Friday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    すべての大人のみなさんへ

    • 2014.08.26 Tuesday
    • 09:18
    原発事故の被害を受けた子どもたちに、風評被害の払しょくのために学校給食で地元産米を急いで食べさせようとする福島県の動きに対し、子どもは大人に比べて放射能に対する感受性が強いので、急いで食べさせるのではなく、慎重に対応すべきだと考える私たちは、「子どもたちを内部被ばくから守るための全国署名」を展開させ、署名集めをしております。
    署名の締め切りを延長し、9月末に致しました。
    引き続きのご協力をお願い致します!!
     
    署名用紙をダウンロードして頂くことも可能ですが、郵送で送ることもさせて頂いておりますので、ご協力下さる方は、以下のアドレスまでご連絡を頂けますよう、お願い致します。
    maeveherb2@yahoo.co.jp 事務局(ちば)
     
    また、なかなか直筆署名ができないという方には、ネット署名でのご協力も求めております。
    これまでご協力を下さったみなさまには、心からの感謝を申し上げます。

    私たちが署名活動を展開している中、8月26日の福島民報で、いわき市教委が平成26年産から地元産米を使用する方向で検討に入ったと報じられました。

    「給食に市内産米検討 いわき市教委、12月ごろから」
    http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1407322482/
    東京電力福島第一原発事故を受け、小中学校給食への地元産米の使用を見送っているいわき市教委は、平成26年産から同市産米を導入する方向で検討に入った。12月ごろからの使用を視野に入れている。
    市教委は学校給食の食材について放射性物質検査を実施しており、2カ月に1回程度は市内の全小中学生に検査結果を配布している。さらに学校給食共同調理場や放射性物質検査場の見学会を毎月1回程度開き、市民の安全・安心の確保に取り組んでいる。地元産のコメについてはJAなどが放射性物質検査をしている。
    市教委はこうした取り組みを通じ、学校給食に関する不安が徐々に解消されているとみている。ただ、地元産米の導入に不安を持つ保護者や子どもへの対応も今後検討する。
    市教委は平成23年6月から原発事故前の22年産の地元産米を使って学校給食を再開した。原発事故後の23年産米を使うようになった23年11月ごろからは放射性物質への不安から県外産のコメを使っている。

    **********

    未曽有の出来事と言われる原発事故が起こり被害を受けた私たちは、これ以上の被曝を避けるために、これまであらゆる方法によって守られてきたでしょうか。

    国は、これぐらいなら影響がないであろうと言いながら安全基準の数値を上げ、責任を取らなくてもいいように、すべての事を進めてきました。
     
    様々な情報は、身を守るために注意を促すものではなく、なるべく危機感を持たないように仕向けることばかりで、その情報を鵜呑みにしてしまったために、小さな子どもや妊婦さんなども含め、将来の影響を考えたら慎重にしなければならない存在たちでさえ、十分な防護をせずに高濃度の被曝をしてしまったという現実がありました。

    「空白の初期被ばく〜消えたヨウ素131を追う〜2013.1.12」という番組がNHKで放送されましたが、原発事故当時にどれだけの被曝をしてしまったのかは、今となっては知ることができません。
    http://bit.ly/1qI2vRS

    多くの市民が混乱の中、子どもの手を引いて給水に並んだり、スーパーに並んだりしていたあの時、高濃度のプルームが上空を通過したことによる重大な危険が存在していたという事実は、後から知ることとなりました。

    情報はいつも後出しで、「あの時ああしていればよかった・・・」といくら後悔しても、取り戻すことはできない状態は、もう繰り返したくはありません。
     
    この先になにかが起こったとしても、その責任は誰も取らず、「原発事故の影響とは考えにくい」というお決まりのセリフによって泣き寝入りを強いられることは、これまでのことを見れば簡単に想像ができるはずです。

    子どもに対して償いきれないことをしてしまったと自分を責める母親の思いは、慰めきれるものではありません。

    せめてこれ以上の被曝をさせないように、注意を払いながら守っていくしかないということは、本来は国が責任を持ってそのように導いていくべきことですが、それが期待できないのであればせめて身近な自治体が、市民を守る立場に立って全力を尽くすべきではないでしょうか。
     
    まだまだ高線量の中で例年通りに行われた子どもたちの始業式から始まり、独自の判断が可能なはずの自治体も、国の基準に従いながらのその判断は市民を守ってきたのだろうかと、当時を振り返れば、いろんな思いが蘇ります。

    安全宣言を掲げることよりも先にすべきことは、無駄な被曝から市民を守るために、慎重に身を守るようにと注意を促すことだったのではないでしょうか。

    このままではいけないと思う市民たちはそれぞれに、対応を求めるために自治体に対しても声を届け続けてきたことと思います。
     
    2013年9月に行われたいわき市市長選。

    原発事故後の対応について、現職の市長はそれまでの動きを市民に評価されることになり、候補者たちは新たな政策を打ち出しながら、市民にその方向性をアピールしました。
     
    私たち子育て世代が一番に注目をしたのは、子どもを被曝から守るための対策を、具体的に実行することができるのはどなたなのかということであり、それをどのように打ち出しているかを、選ぶポイントにしていました。
     
    そのような中、子育て世代のある方から、「あなたたちと同じ思いを持っている清水敏男さんのお話を、是非聞いてほしい」というお話を頂きました。

    私たちとしては、どなたかに肩入れをするようなことはなるべく避けたいと思いながらも、その一生懸命さに心を動かされ、お会いしてお話を伺うことになりました。
     
    「自分にもふたりの子どもが居るので、父親として、あなたたちと思いは同じです」という言葉や、私たちが求めていることに対して向き合って実現していくと仰ったこと、学校給食についての質問に対しての言葉などを受け、私たちは子育て世代の市民のみなさんに対し、「清水さんを応援しましょう」と、大きく呼びかけをさせて頂きました。

    この8月26日に福島民報で報じられた子どもたちの学校給食で地元産米を「平成26年産から使用」という記事は、あの時の清水市長のお話とは異なることであり、原発事故の被害を受けた子どもたちに対して、更なる被曝の可能性を強いながら安全性をアピールするために、真っ先に食べさせるというような判断は決してなさらないだろうと、私たちは清水市長の判断を今も信じております。

    問題が存在していながらも存在していないことにしたがることは、責任の放棄ですが、それを国がすることと、市民にとって一番身近な存在である自治体がすることでは、全く意味が異なります。
     
    地域で育つ大切な子どもたちを守るということは、最後の砦です。
     
    このような社会を築いてしまった責任は、様々なことを容認をしてきてしまった私たち大人にあります。

    検査体制が整い安全性が証明されたとしても、大人が先に消費すべきであり、影響を受けやすい子どもたちに食べさせるのは、原発事故からわずかしか経っていない今でなくてもいいはずです。

    原子力というエネルギーから豊かさを享受してきた私たちは、この事故によってその過ちを痛感することとなり、取り戻すことのできない大切なものを思いながら、底のない後悔の念に駆られています。
     
    残された人生のすべてを費やしたとしても、私たちは廃炉を見届けることはできないでしょうし、放射能がなくなることもありません。

    私たちがこの世を去った後、未来を生きる子どもたちが、健康に暮らすことができるかどうかということは、私たちの今の行いにかかっています。

    未来をイメージしながら、私たちは今なにをすべきかということを、もう一度じっくりと考えてみる必要があるのではないでしょうか。

    この給食の問題は、原発事故という事態に対しての責任ある大人として、どうあるべきかということを示すアクションです。

    子育て世代だけの問題ではありません。

    そして、福島だけの問題でもありません。

    すべての大人のみなさんへ
     
    どうか、力をお貸しください。
     
    このアクションが成功することによって、様々な問題が、もう一度見直されることにもなるのではないかと信じながら、私たちは難易度の高いアクションにチャレンジしています。

    引き続きのご協力を、どうかお願い致します<m(__)m>

    台湾に住む方からのご協力も頂いております。台湾のみなさんはこの問題にとても関心が高く、署名へのご協力も頂いています。

    台湾国語(中国語)訳「子どもを内部被ばくから守るため、学校給食の食材に配慮を願う要望書」

    福島県磐城市長 清水敏男先生
    磐城市教育委員會教育長 吉田尚先生
     
    保護孩子免於遭受體內幅射影響 學校孩童營養午餐食材安全請願書
     
    由於小孩受到幅射影響的危險性比大人要高出三倍,想到孩子們的未來,媽媽們非常擔心孩子會受到幅射的影響,因此,懇請政府使用安心又安全的北海道米做為孩子們營養午餐的食材。
     
    1 孩子們的營養午餐請使用安心又安全的北海道米。
     
    2 為了要讓縣外避難的媽媽與孩子們能安心地回到福島縣之前,還有在媽媽們的擔心能消失之前,請使用遠離核災放射物質危害地方的食物做為孩子們營養午餐的食材。

     

     

    PR

    calendar

    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31      
    << August 2014 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM