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    原発事故後の夫婦の歩み

    • 2013.05.10 Friday
    • 00:30
     原発事故後の夫婦間の温度差については、本当にいろいろな話を聞いてきました。

    もともとの価値観の違いというものがあったということに、原発事故がきっかけで気付かされることになった・・・

    受け入れたくはありませんが、まさにその通りなのかもしれません。

    父親と母親の違いというものは、なんなのか・・・


    自分の身体にもうひとつの命が宿り、初めての胎動を感じたあの時。

    なんとも不思議な感覚に、夫よりも一足先に感じた我が子の存在。

    誕生までの一身同体の幸せな感覚・・・

    初めて我が子をこの胸に抱いた時、どんなことがあっても一生守るからねと、そんな思いが自然に込み上げました。

    私たちには、自分が生んだ我が子を危険から守る責任があります。

    父親も同様であろうと思ってきましたが、違うのかもしれない・・・

    一概には言えませんが、そのようなパターンが多いということは事実のようです。

    神経質すぎると夫に言われたことからスタートした、放射能に対する捉え方の温度差に、母親たちは散々苦しんできました。

    水や食材の調達という、今までにない出費。

    子どもの健康被害を調べるための様々な検査代。

    それらの出費を『無駄遣い』と責められ、『誰の稼いだ金だと思っているんだ』と言われながら保養へ子どもを出し、時には嘘をつきながら子どもを守っている。

    そんな状態で夫への愛情を持ち続けることなどできるはずもなく、夫婦間はどんどん冷める一方・・・

    本当ならば避難しようと言って欲しかった。

    経済的な自立に自信が持てず、年齢的にも初めからやり直す自信もなかった・・・

    親の甲斐性がないために、子どもたちに被曝をさせてしまうことが申し訳ない。

    外での部活をしたいと言う子どもに『死んでもいいのか』と脅したこともあった・・・

    『部活をやらせて下さい!身体を動かしたい!そうでなければ、私は生きている意味がない!』

    それが被曝に繋がると知りつつもそう話す子どもに、それでもダメだと言い続けることはできなかった・・・

    子どものためにと必死の母親の存在が、家族にとっては窮屈になるということもよくある話です。

    行き過ぎてしまっているのかもしれない・・・

    どこかでは分かっていても、でも、どうしても守りたい。

    そんなある日、夫は妻に離婚届を渡したそうです。

    『それを受け入れてしまっていたら、どうなっていたかな・・・

    あの時はショックでね〜・・・震える手で私も離婚届にサインをして、結局は渡さなかったんだけど、今でも記念にとってあるよ』

    今は過去形で語る、ある母親の話です。

    顔を見るのも嫌で、夫が家にいる時は家に帰りたくない。

    ギクシャクとした家庭・・・

    子どもを守りたい一心でのことが、いつからか子どもを悲しませることになってしまったのかもしれない。

    もっとおおらかに子どもを守ることができたら・・・

    母親たちは、常に自分を責めています。

    被曝から子どもを守ることができなかったこと。

    子どもを守りたいが故に、クラスでひとりぼっちの存在にさせてしまっていること。

    そして、心配なあまり、口うるさく子どもを叱ってしまっていること。

    しかし、様々な出会いや時間の流れと共に状況は変化することもあり、根気強く子どもを守り続ける妻の姿を見続ける中で心の変化があったのか

    夫はこの春の家庭訪問の時に、妻と共に頭を下げ、担任の先生に『どうか汚染されたものを子どもたちに食べさせないで下さい』とお願いをしたそうです。

    その姿を見て、妻の心にも変化があり、『時の流れと共に何か感じることがあったのかもね〜』と、そんな風に嬉しそうに話してくれました。

    状況は日々変化していきます。

    避難したことがきっかけで離婚をしてしまった夫婦がたくさんいるということも事実ですし、まさかと思うようなことはたくさんあります。

    そんな中で、離婚ギリギリまで行ったけれど、こうして良い方向へ流れることもあります。

    原発事故後の夫婦の歩み・・・

    みなさんのお宅はどうでしょうか。

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